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動物達がごはんを食べなくなった。
最近なんか元気がない。散歩をいやがる様になった。
動物病院にはさまざまな理由で動物達が連れてこられます。
彼らは言葉が話せませんので、気分が悪いとか頭が痛いとか、
教えてくれる訳ではありません。 それでは僕ら獣医師が動物達の
言葉が分かるのかと言われればそれも「NO」です。
やはりさまざまな検査で体の状態を把握して(それでも分からない
事は多いのですが)総合的に病気の状態を判断していきます。
それでは当院でどんな検査ができるのか?簡単に説明させて頂きます。
人間の五感をたよりに動物達の体を診ます。

歩き方で痛そうな所がないか?
皮膚の状態で肝臓が悪い事や貧血などがわかることがあります。

聴診器を使い、主に心臓や肺の状態、お腹の動きなどを把握します。

リンパの腫れやお腹の中の臓器の腫れ、できものがないかどうか調べます。
また痛みの有無や関節の動きなども確認できます。

味わうことはあまりありませんが、臭いで腎臓が悪いことや便の臭いで伝染病、
口内炎などがわかる事があります。 糞便検査で寄生虫の有無や消化不良など
を判断します。
通常はこの段階でさらに詳しい検査が必要かどうか判断し、その検査を行うか飼い主さんと話し合います。
血液検査は血算(貧血をみたり白血球の上昇を確認)と白血球百分率比(白血球の中のどんな種類のものが高いのか?) 一般生化学(腎臓や肝臓、脾臓、コレステロールなど)、電解質、凝固系(出血を自分の力で止められるかどうか?)などが 院内で検査可能です。
その他のホルモン検査等は外部検査となります。
当院ではレントゲン写真はデジタル画像での取り込みを行っています。
院内のコンピューター5台がネットワークでつながっており、どこからでも画像の呼び出しが可能です。 それぞれ単純撮影や各種造影検査を行います。

バリウム造影: 消化管の動きや異物などがみつけられる事があります。
排泄尿路造影: 主に腎臓、膀胱など泌尿器の撮影に使います。
脊椎造影: 椎間板ヘルニアや脊椎の損傷などが疑われる場合に行います。全身麻酔下で行います。
腎臓、肝臓、胆嚢、脾臓、心臓。
さまざまな臓器を超音波を使って画像診断を行います。
全身麻酔をかけて上部の消化管(食道や胃)の状態を直接スコープで確認します。病態の把握や異物の除去にも使用できる場合があります。


主な検査をあげてみました。ただし、検査は絶対ではありませんので、あくまでも検査結果を総合的に判断しての診断になります。 なにかおかしいなと感じられた場合は、気楽に相談してみて下さい。
さらに診察時に行う問診は病気の診断をするうえで、かなり重要な要素となります。
普段のワンちゃんやネコちゃんたちの生活状況のなかで主食となるようなフード類、ワクチン接種の有無、飼育施設の状態、 環境温度、食事の回数と量、食欲の有無、主症状、便の状態、嘔吐の有無など多くのことを教えてもらうことになります。
初診時には動物の状況をできるだけ把握している方が一緒に来院するようにして下さい。 できれば初診時は飼っている状況のままお連れ下さい。
特に皮膚病などでは体を洗って連れてくるよりは、そのままの状態の方がより状態が把握しやすいので洗わずに来院下さい。